未明から忙しい。
早朝4:05分、宿のロビーに集合し、永平寺朝のお勤め参拝に参加する。
4:30分から30分間、永平寺指導師のマコちゃんから「身口意」の意義を説かれる。
「やれやれ、ご説法かぁ…」と食傷気味に感じつつ、法堂(はっとう)で朝の僧侶お勤めに参加する。
朝課というそうだ。(YouTube動画は、総持寺@鶴見)
宿泊客は20名程度、福島や愛知県からの檀家参拝団が総勢4−50名程度。
朝課を勤める修行僧・僧侶は総勢70名程度か。何やら皆、若く感じる。
行で唱える経を記した参拝記念経帖を手渡され、読経の一部をともに唱和する。
また読経中に二度ほど焼香をさせてもらう。一度目は開祖道元禅師に、二度目は各々の祖霊に。
参拝客用の椅子を立ち、案内の雲水に導かれて、胸元あたりで合掌しつつ、焼香前に一礼、焼香後すばやく香炉から身を脇に引いて合掌しつつ、また一礼。
合掌したまま椅子席に戻る。
このあたりも仕草にうるさい。
永平寺の修行が大変厳しいと言われる所以は、所作振る舞いの細々にも定めあることもある。
もちろん冬など厳寒の中、身体を壊しながらも只管打坐ごとく、ひたすら行に打ち込む一心不乱の姿勢を称えているのいだろうが、それにしてもいろいろしがらみがありそうだ。
永平寺堂内を行き交う雲水たちが、合掌しながら立ち歩く姿は凛として清々しく見えるものの、こうした歩く姿ひとつとっても形式美を体現する行の内実は、つとめて厳しい。
誰も助けてくれない。ただひたすらに仏を念じて行を修めるのみ。
因みに雲水にとって山門は生涯二度しかくぐることができないそうだ。一度目は修行に入るとき、二度目は修行を終え、永平寺を去るとき。
朝課は、約1時間程度。
堂内に年配の僧侶が法堂の須弥壇下に左右に分かれ立ち、しばらくすると若い雲水たちが数十人入場してくる。
読経が本格的に始まると、雲水たちが合掌しながら、法堂内をくるくると巡りながら読経する。
これがなかなか圧巻。
読経する声明の声も堂内に低く落ち着き響きわたり、見ごたえある。
読経進むにつれて堂内に参集した僧侶雲水一同、立ち上がり須弥壇下、左右に別れてくるくると立ち歩き巡っていく。
これがなかなか読経の深みを感じさせ、お勤めの深厳かつ壮観さを素人ながらに感じとることができる。
圧巻なる場面がつづく……

Last Updated on 2024年11月4日 by plough
