深々と更け行く

秋の夕べ。

善光寺を臨む長野駅前のホテルの一室にて。

ひとり、ともしびのもとにふみをひろげて、見ぬ世の人を友とするぞ、こよなう慰むわざなる。

 ふみは、文選もんぜんのあはれなる巻々、白氏文集はくしもんじゆう、老子のことば、南華なんくわの篇。この国の博士はかせどもの書ける物も、いにしへのは、あはれなること多かり。

「徒然草第13段」より

昔も今も、昨日今日の言論こそ嘘くさい。

虚実に塗れる口頭の舌戦から逃避行なり。

Last Updated on 2024年10月20日 by plough